2017年10月一覧

10/30(月)社長メッセージ

今年も残すところあと2ヶ月。年間目標達成に向けてラストスパートをしながら、そろそろ来期の計画を立てる時期となりました。来期の経営課題は極めて明確で「コストダウンと経費削減」です。

震災以降、中小企業庁、水産庁、津波原子力などの補助金を利用した利益率の高い工事を受注してきましたが、いよいよ終焉を迎えています。来期の事業責任者は受注や工事利益の管理に加え、経費管理も重要な業務となります。

タカヤを取り巻く環境が大きく変化しています。その変化に対応すべく、すでに先月あたりから、発注金額、実施予算、広告費などを厳しく削減しています。来期の「増収・減益」見込みをなんとしてでも「増収・増益」にしなければなりません。企業業績は下がりはじめると、下り坂と一緒で、勢いが増し一気に落ち込み、回復不可能になりかねません。

物品を新しく購入する時や、広告費の支出なども、本当に必要なものなのかどうかを慎重に検討していただきたい。増加し続ける出張旅費も、1~2ヶ月先を見通して、計画的に移動することで削減できます。また、毎月支出されている顧問料、コンサル費用、定期購読誌、会費などの経費も見直しをかける時期にきています。一度全部やめて、必要なものだけを復活させるぐらいのことをしないと削減は難しいかもしれません。

 

事業の採算性を改善するためには、仕事のやり方を変えるか、人を変えるかしかありません。事業の採算性はその事業部のトップの力量そのもので、会社全体では、会社の業績は社長の力量です。私は中小企業の赤字は2期までが限度と考えていて、2連敗で降板しなければ会社の存続を怪しいものにしてしまいます。各事業部も3期連続の赤字はありえません。

それが予想される時点ですみやかに人事異動、事業の進め方の転換を図らなければなりません。ずるずる先延ばしすると会社本体の経営危機を招きかねません。来期に向けた人事異動も12月初めには内示して、年明けから新しい部署でスタートできるようにします。

 

 


10/23(月)社長メッセージ

以前にも紹介しましたが、最近読んだ本の中で刺激を受けているのが岡島悦子さんの「40歳が社長になる日」です。この本の帯のタイトルが「デジタルネイティブに会社を任せろ!」です。

人事評価委員会の打合せの中で、人事考課の内容も今までにない項目を増やす必要がありますし、評価の軸も検討しなければならないと考えます。また「インキュベーション事業」を立ち上げるためには、今までの延長線にはない発想や人材が必要となります。

 

そういう観点で「ダイバーシティ推進論の誤解」という第4章を紹介します。

日本にダイバーシティが求めらる理由は明確。それは「非連続の成長」のために、絶対不可欠だからです。もともと日本企業の強さは、「連続的な成長」を最も効率的なやり方で成し遂げたことにあります。その象徴が、終身雇用、年功序列、新卒一括採用。

会社がある意味、学校のような形で、人財の同一化、均質を図ってきました。

多様な人材が揃うと、それまで集団が信じ込んでいた常識を見直し、無意識のバイアス(偏り、偏見)に気づき、バイアスを外すような見方が出てきます。異なる「視点」を持った人が出てくればいい。こういう人がいれば、環境の変化に気づくことができます。そして「非連続の成長」を環境に合わせて実現できるし、今までの固定概念のバイアスを外したところに、旗を立てることができる。ダイバーシティとは属性の話ではない。性別や国籍といったわかりやすい違いではない。「ダイバーシティ=多様性」で求められるのは「視点」や「経験」の違い。属性ではなく「違う頭の中身を持っている」ということが本当のダイバーシティ。

だから、ダイバーシティとは必ずしも心地よいものではない。多様な考えの人間がいるということは面倒でもあり、居心地も悪い。しかし「居心地の悪い状況」を作り出すことが大切。

それこそが、ダイバーシティが実現している多様な状況になっている証(あかし)だからです。

オペレーションについては、多様性がないほうが効率が上がります。オペレーションに無理に多様性を加えるのは合理的ではありません。大事なのは意思決定レベルにおける多様性。現場でダイバーシティを実現させる以上に、意思決定に関わるところで多様な視点を活かせるかが問われてきます。

 

とにかく多様性があればいい、ということではありません。非連続の成長をさせるための意思決定に多様な「視点」が必要です。「これはおかしい」という声がきちんと上がるかがポイント。

例えばリッツ・カールトンには「twenty one days」というすばらしい取組み、システムがああります。

入社してから3週間経ったとき、「何か我が社でおかしなことはないですか?」と新人に尋ねる機会が仕組みとして存在しています。

先週の社長所感に対し、何人かの社員から返信がありました。社員それぞれの立ち位置からの意見が大事だと思っています。社長の考え、想いを、これからやろうとしていることなどを社長所感に書いていますが、それに対して様々な意見が寄せられることを期待していますし、私にはない発想、考えを聞きたいと思っています。今はメールやチャットなどで双方向のやりとりが簡単になっています。そのやりとりそのものがダイバーシティです。

 

『40歳が社長になる日』

著者:岡島 悦子

出版社:幻冬舎

発売日:2017/7/29


10/16(月)社長メッセージ

先週、株式会社小田島組の小田島社長と会食をしました。

岩手県内の健康経営優良法人認定の第一号が小田島組で、タカヤが第二号。小田島組の小田島社長は株式会社武蔵野の小山昇さんの直系の弟子で、武蔵野の様々なマネジメントを取り入れながら経営改革に取り組んでいます。県内の同業者の中では唯一注目している経営者です。公共の土木工事が主力事業です。

毎年、岩手県優良県営建設工事を受賞しています。新卒採用も積極的に行っていて、今年も10人近く採用しています。

 

経営理念は「社員満足とお客様満足を両輪として、物心両面の豊かさを追求し、人間として成長することにより、社会に貢献する」。

経営方針は以下のとおり。

・私たちは、社員とその家族の幸福を願い夢のもてる会社でありたい

・私たちは、お客様の期待をこえる仕事、サービスを追求し、お客様から強く必要とされる会社でありたい。

・私たちは、変化を恐れず革新を続ける。

・私たちは、ひとりひとりが自分の会社という意識を持ち、公正な評価、健全な経営をおこなう。

 

しっかりとした経営理念と行動指針にもとづいた小田島組の取組みのいくつかを紹介します。

「環境整備」

毎朝、始業前の15分間、会社と現場で清掃を行っています。きれいに整理・整頓された環境は気持ちがいいことに加え、業務を効率よく進められます。また、仕事にはつきもののイヤなことや面倒なことを受け入れたり、決められたことを守る訓練でもあり、社員満足と顧客満足を達成していくための根幹的な活動となっています。

「早朝勉強会」

毎朝6時50分から45分間、経営計画の理解を深めたり、さらなるお客様満足を追求する早朝勉強会を行っています。この勉強会は年間200回行われ、多い社員で80回、少ない社員でも40回出席しています。50回出席で1万円の図書券、100回出席で4万円の図書券がもらえます。

「ボイスメール」

こんなことが嬉しかった、こんなことを頑張った、こんなことで失敗したなど、メッセージを吹き込めば、それに対する声の手紙が社員全員から届きます。たくさんの人のあたたかい想いを文字ではなく音声でうけとることで、より大きな笑顔や元気がもらえたり、仲間を大切にする気持ちが生まれます。

 

今回の会食の際、営業担当の課長が同行してきました。「1日社長のカバン持ち」を課長職以上を対象に行っているそうです。武蔵野の社長の1日36万円、3日で108万円という同行研修をアレンジして、それを社内で実行しています。

自分の会社の社長が毎日どんなことを考え、どんな人に会って、どんな話をしているのかを同行して実際に目にすることはとても大事なことです。

これは今後タカヤでも導入したいと考えています。朝7時半からの幹部会議や、お客様との会食、場合によっては経営会議への参加や出張の同行もいいと思います。きちんとした会社経営を行っている経営者とお互いの会社の取組みを情報交換し、いいことを取り入れていき、それにより会社が良くなっていきます。早朝勉強会も年間200回やるかどうかは別にしても、何らかの形で実行したいと考えています。

 


10/9(月)社長メッセージ

「ファクトリア」がグッドデザイン賞2017(公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」)を受賞しました。

「ファクトリア」は工場建設のトータルサービスブランドとして営業展開。3Kを3C(Cool・Comfortable・Communications) へと転換すべく、デザイン・コスト・機能のバランスのとれた快適な作業空間を実現し、工場建設のブランディングを行ってきました。

 

審査員からはこんなコメントをいただきました。「ブランディング発想で、建築、家具、衣服、グラフィックといった分野をまたいでトータルなデザインは時代に即した手法であるが、機能や特性の異なる多くのアイテムが、強いイメージを打ち出せるようにまとめあげるには、デザイン、ディレクションともに高い技量が必要とする。これまでデザインが介入していない工場において環境全体を見直して問題を洗い出し、働きたいと思えるレベルまで、環境づくりの実現に成功している点を評価した。」

この受賞はタカヤの目指してきた工場のブランディングが高く評価され、今後の営業の差別化に大きく活かせます。設計、営業、インテリアコーディネーター、ブランディングなど他社とは差別化された人材の層の厚さがタカヤの強みであることが対外的に証明されました。大いに活用しましょう。

 


10/2(月)社長メッセージ

株式会社十文字チキンカンパニー様の久慈工場が完成し、10月3日に竣工式が行われます。

この工事は「津波・原子力災害地域雇用創出」の補助金を活用した事業ですが、一昨年、平成27年10月27日に請負契約を締結し、12月10日地鎮祭、まずは排水処理槽を新築し完成後、既存の排水処理槽を解体し、そこに工場を増設するという工事でした。

 

タカヤ単独の工事、設計・施工案件としては過去最大の工事でした。また、食鳥工場としては国内最大級の工場です。

営業、設計、工事の連携で大きなトラブルもなく完成することができました。関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

現場の米内君からはドローンで撮影した写真が定期的に送られ、工事の進捗状況をタイムリーに把握することができました。当面は担当者を工場に常駐させ、アフター対応を行います。工場の稼働とともに様々なトラブルが発生します。それを速やかに共有し、速やかに対応しなければなりません。竣工後も高品質な対応を願います。