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社長所感ブログ
President's Impression

1/29(月)社長所感

2018.02.09 UP

日本経済新聞社が売上100億円以下の上場企業1000社(NEXT 1000)の5年間の平均純利益を調べたところ9社が10億円を超えました。

上位には規模こそ小さいですが独自の事業展開や、商品・サービス力で高い収益力を誇る会社が並びます。直近の決算だと10億円超は15社に増えます。平均純利益が13.84億円と最も大きかったのは家具メーカーの光製作所。6年連続で10億円超の純利益を上げています。直近の純利益率は18%。タカヤの昨年の純利益率はまだ確定はしていませんが、光製作所の足下にも及びません。

少子高齢化に悩まされる家具業界で、老舗家具メーカーの光製作所は業務用家具に軸足を移します。一方、季節要因に左右されにくい不動産賃貸事業で連続して利益を稼ぎます。同社はコンビニやドラックストアなどその時代の成長業種をいち早く見抜き、取引を増やしたことで安定した収益基盤を築きました。売上構成は家具事業44億円、不動産賃貸事業47億円とほぼ半々。一方、利益を支えているのは不動産賃貸事業です。前期は営業赤字の家具事業に対して不動産賃貸事業は29億円の営業黒字。ここ何年かは不動産賃貸事業が20億円超の営業利益を安定的に稼ぎ、全体の収益に貢献しています。同社は環境変化に対応し収益を安定させるため、以前から余剰資金の運用先として、主に商業施設向けの不動産賃貸事業を拡大してきました。約70件の物件を保有し、今後も増やしていきます。家具事業は不動産賃貸事業との相乗効果はないですが縮小は考えていません。

現在、タカヤの余剰資金は投資信託や株式を中心に運用していますが、一昨年は盛岡本町通の賃貸マンション1棟を購入し、安定した収益をあげています。徐々に棟数を増やしていきたいと考えています。また今年からはアメリカ西海岸の不動産賃貸物件も購入します。アメリカの不動産事業はリーマンショックなどの例外を除き比較的安定しています。特に魅力があるのは中古物件が値下がりしないことです。減価償却を短期間で行って保有することで節税もでき、将来の売却益も期待できます。まずは年間70万ドル程度の投資を行っていきます。

日進工業は金属を切削加工するエンドミルなどの工具を手がけます。微細加工用の小径の工具に特化しています。2018年の連結純利益は16.3億円と前期比14%増を見込み、高い収益性の源泉は製造設備を自社で内製化している点にあります。内製で製品の高精度化や自動化を進めてきました。

汎用品との価格競争を避ける戦略も功を奏します。一般的な小径サイズの製品では、他社より価格が高くても、加工精度の高さや品質のバラツキの少なさで他社を上回ります。販売量を追って安さを追求するのではなく、付加価値を高めることで競争力をつけています。

タカヤのファクトリアは工場の設計・施工にプラスして、ブランディング、セールスプロモーションなどトータルソリューションを行いながら受注することを目指しています。

お客様は工場建設が目的なのではなく、工場を建設し業績を上げることが目的なのです。

業績を上げるすべてのことに関わっていくのがファクトリアの基本的な考えです。日進工業と同じく、同業他社とは差別化された提案、より付加価値の高い営業を行いながら受注することを目指しています。方向性は間違えていないので、あとはソリューション&コンサルティングができる人材育成が課題です。

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