Hさん

建築事業部 施工管理
2013年 中途入社

Q:施工管理として仕事上意識している・大切にしていることを教えて下さい。

A:施工管理は、①工程管理②原価管理③安全管理④品質管理をバランスよく管理しなければならず、工事が着工する前の準備段階でほぼ出来が決まってきます。工事前の準備(段取り)をしっかり行うとともに、工事中の要所要所で精度チェック等の品質管理を行う事で「良い建物」をつくれるように心掛けています。また、工事中にじっくり現場を「見る(看る)」ようにし、手戻りややり直しを「ゼロ」にする事を心掛けています。
現場に出た時には、職人さん(特に若い職人)に声を掛けてコミュニケーションを取りながら人間関係を作るようにしています。私くらいの年齢・経験年数の「現場監督」「現場所長」=「うるさい」等と若い職人さん達は先入観を持っていがちですが「気軽に話せる現場監督」を意識しています。そして職人さん達の意見を聞き現場作業をし易い環境づくりも大事にしています。

Q:仕事の成功体験または失敗体験を教えて下さい。

A:前述に掛かってきますが、以前担当する現場が複数重なった時「準備」がおろそかになった現場が有りました。何とか完成させましたが、会社の上司・先輩方・同僚、協力会社等にたくさん助けて頂き予定外の労力を掛けてしまいました。その時の記憶が今も残っています。
また、数年前になりますが、12月下旬に工事が始まり翌年4月末完成予定の工場新築の現場が有りました。規模から考えてあと+1ヶ月は最低でも工期が必要な現場でスタート時は2人で現場に乗り込み、最終的には現場所長を含めて5人のスタッフになりましたが最後の1ヶ月は毎日作業員100人オーバーのまさに戦争状態の現場でした。その年はドカ雪が数回ありコンクリート打設日が伸びたり(震災後のコンクリートの出荷予約がなかなか取れない中)して調整に苦労した記憶が有ります。無事に完成した夜にライトアップした建物を見た時の感動は忘れられません。
また、竣工式の時に施主からのねぎらいの言葉を頂いた時の喜びでそれまでの苦労がスーッと引いたのを覚えています。
これは仕事中の話では有りませんが上記の突貫工事完成直前にスタッフ全員で現場傍の山に登り日の出を拝んだのも良い思い出になっています。

Q:今後挑戦してみたいこと・取り組んでいきたいことを教えて下さい。

A:年齢や経験年数を積み重ね現場施工管理を数多く行ってきて、新築からリフォーム等普通の現場管理以上の事を学んできましたが、まだまだ経験していない工法等が沢山有ります。そんな現場を経験する事にワクワク感を抱いています。
また、将来的に今の仕事内容とは直接関係ありませんが「福祉住環境コーディネーター」の資格を取得したいと考えています。今後は現在よりも福祉の意識が高まり、多種の建物に取り入れられてくるはずなのでその知識が施工管理等にも活きてくると考えているからです。