この工事は、老朽化した農業水利施設が深刻な機能低下が生じる前に施設の機能診断に基づき必要な補修等の予防保全対策を講じました。さらには、施設のライフルコストの低減を図るストックマネジメント事業の一環として八幡平市にある後藤川温水路の靭性モルタルライニング工法、及びコンクリートパネル工法による表面被覆工を施工しました。冬期間の厳寒地での工事で、積雪、強風、極寒と大変厳しい施工環境でしたが、雪寒仮囲い及び給熱養生により施工箇所の温度・湿度を保つことで品質を確保して農業水利施設の長寿命化に貢献しました。