胆沢ダム付替国道第3号トンネル工事

トンネル掘削では、坑口部(DⅢ区間)が強風化安山岩、中央部(DⅡ、DⅠ区間)が比較的新鮮な石英安山岩、地山の岩強度が10~30N/㎡の地山条件でロードヘッターでの施工となりました。切り羽には湧水や亀裂がみられましたが掘削は順調に進捗しました。貫通の数日後、会社が民事再生法を申請し工事が一時中断となり施工中の協力会社がすべて撤退しました。1か月後、工事再開にあたり協力業者が現場へ戻ってくるか心配されましたが、全員笑顔で戻ってきたときは心打たれました。工事は無事故で竣工しました。

所在岩手県奥州市
工期2002年