1/27(土)、令和5年度盛岡市都市景観表彰式が盛岡劇場にて行われ、タカヤが設計して施行した鉄骨造2階建ての事務所「株式会社タカヤ 盛岡みなみ支店」が受賞いたしました。

タカヤは過去に盛岡市都市景観賞を受賞した19回（JV工事を含む）実績があります。最後の受賞からおよそ20年ぶりの受賞となりました。

盛岡市都市景観賞のホームページ

https://www.city.morioka.iwate.jp/shisei/toshiseibi/toshikeikan/1024771.html

盛岡市では、自然と歴史的環境が調和した盛岡らしい都市景観の形成を目指し、さまざまな景観の制作が施されています。　その一環として、都市景観形成のより一層の充実が図られるように、周辺景観に調和した美しいまち並みを育む魅力ある建築物や緑の空間などを選定して「盛岡市都市景観賞」として表彰しています。

「自分の仕事に対して第三者から評価いただいたことを素直に嬉しい」と語るのは、盛岡みなみ支店の設計担当の泉田南帆。今回の設計にあたり、泉田は事務所の利用者だけでなく近隣の住民の皆さまにとっても魅力的な空間デザインになることを意識しました。建物のまわりの植栽を含めた外構の空間を引き立たせる建築計画をコンセプトにして、建物自体の外観も植栽の魅力との調和を考えながらBIM（３Dデータ）を活用して設計。事務所の正面の屋根を3ｍ跳ね出すことで建物全体をスッキリとした印象を創り上げ、建設会社が設計・施工する事務所として、かっこよく、心惹かれる建物にできるようこだわりました。

盛岡みなみ支店の素晴らしさは設計の美しさにとどまりません。

盛岡みなみ支店は、岩手県で初めて「ZEB」（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル、全4段階の認証のうち最高位）を取得しています。断熱性能やガラスの性能を上げたり、太陽光パネルを設置したりと、地球温暖化ガスを排出量実質ゼロの施策を施しています。

デザインだけでなく、機能面においても優れた建物の盛岡みなみ支店。都市景観賞という歴史ある賞をいただけたことを光栄に思います。周囲との調和はもちろんのこと、タカヤは環境や未来への配慮を忘れません。多面的に試行錯誤を続け、将来必要とされる建物づくりに今後も取り組んでいきたいと考えます。