TAKAYA

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2024.11.01 お知らせ

令和6年度「橋梁メンテナンス工事現場見学会」が開催されました。

岩手県が管理する道路橋は約2,700橋あり、建設してから50年以上経過する橋の割合が約半分あり、老朽化対策が待ったなし。岩手県では将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の確保・育成を目指し「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を開催しています。

 

10月30日(水)、令和6年度の第5弾「橋梁メンテナンス工事現場見学会」が開催され、盛岡工業高校 土木科1年生36名がタカヤの橋梁メンテナンス工事の現場を見学しました。

 

工事名:主要地方道盛岡横手線新田町跨線橋橋梁補修(その2)工事

 

現場では、中村翔所長より基本的な橋梁補修工事の概要についての説明を受けた後、タカヤが採用したふたつの新技術(NETIS登録技術)について紹介し体験してもらいました。

 

中村翔所長の工事概要説明

 

ひとつ目は、スマホやタブレットの背面に専用のアタッチメントを装着して撮影した動画を3次元点群データに画像処理。橋梁の表面の損傷箇所が可視化され、補修量計算も短時間で解析できる新技術。担い手不足の現場業務の省力化が期待できると3次元測量方法を体験してもらいました。

 

スマホで3次元点群データ撮影中

 

 ふたつ目は、EV(電動)バックホウです。従来のエンジン式のバックホウに比べ車重が軽く同等のパワーが発揮できるか?不安はありましたが、カーボンニュートラルに貢献したい考え試験的に採用。実際にはフル充電で問題なく8時間稼働し、エンジン音無しで稼働するので市街地での工事の騒音対策に大きく貢献するEVバックホウを体感してもらいました。

 

EVバックホウ

 

現場見学会に参加した高校生の皆さんは、熱心に話を聞き、現場での体験を楽しみながら、インフラメンテナンス工事について学ぶだけでなく、厳しい社会課題(地球温暖化、担い手不足など)の向き合う建設現場の進化の一端に触れていただきました。

 

タカヤでは、これからも地元岩手県と協働して公共インフラ補修工事の必要性や重要性の理解を深めてもらうとともに、将来の建設業を担う技術者の確保・育成に貢献して参ります。