TAKAYA

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2025.06.23 お知らせ

地域建設業の未来を共創する – 東北6県地場建設会社によるアライアンス企業の設立

株式会社タカヤは、東北6県の有力な地場建設会社6社※1と株式会社みずほ銀行との連携により、「東北アライアンス建設株式会社」(代表取締役:𦹥山 正弘)を2025年6月30日に設立する予定となりましたことをご報告申し上げます。

 

協定締結式 2025年6月23日(月)みずほ丸の内ホール

 

タカヤは、地元・東北エリアはもとより、関東圏や西日本エリアへの事業展開を進めるなか、多くのお客様からのご信頼とご期待をいただき、おかげさまで少しずつではありますが、堅実に増収増益を達成しております。

 

一方で、建設業界全体における慢性的な技術者不足は、当社においても例外ではありません。加えて、地元・岩手県をはじめ東北エリア全体では、公共・民間を問わず建設需要の減少が続いており、地域経済の先行きに対し、真摯に向き合う必要があると感じております。

 

こうした外部環境の変化と、お世話になっている地元への責任を踏まえ、創業95年を迎える当社として「いま何ができるのか」を自問した結果、新たな一歩を踏み出す運びとなりました。

 

本アライアンスは、単独の企業では対応が難しい広域的・大規模な建設需要に対して、地場ゼネコンが連携し、相互補完しながら新たな価値を創出することを目的とした協業体制です。

 

背景には、東日本大震災からの復旧・復興事業の一巡に加え、人口減少に伴う市場規模の縮小、担い手不足、資材高騰など、建設業を取り巻く厳しい課題が存在します。

 

特に地方においては、企業規模が小さいことからスケールメリットが発揮しにくく、技術承継や人材確保においても大きな制約を抱えています。これらを打開するためには、競合を超えた連携こそが必要だと考えました。

本アライアンスでは、各社が長年培ってきたノウハウ・技術・信頼を持ち寄り、広域インフラ整備や地域開発等に対して、柔軟かつ機動的に対応できる体制を構築してまいります。

 

また、深刻化する人材不足への対応として、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進にも注力してまいります。デジタル技術の活用は、業務効率化やコスト削減だけでなく、ヒューマンエラーの抑制、品質向上、さらには脱炭素化社会の実現にもつながる重要な施策です。

 

しかしながら、中堅・中小企業が単独で導入を進めるには、経済的・人的なハードルが高く、容易ではありません。この点も、アライアンスの力を活かして補完し合うことで、より実効性ある取り組みとして推進してまいります。

 

そして最も大切にしたいのは、地域経済への貢献です。本アライアンスを通じて、新たな受注体制の構築、地域資源の有効活用、地元雇用の創出など、幅広い観点から持続可能な地域発展を目指してまいります。地場企業同士が手を携えることで、域内での経済循環を促進し、長期的な地域活性化へとつなげていけるものと信じております。

 

本取り組みが、単なる企業連携にとどまらず、地方創生の一翼を担う実効的なモデルへと育つことを願いながら、私たちも引き続き努力を重ねてまいります。

 

今後とも、皆さまからの温かいご理解とご支援、ご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

アライアンスの概要

 

会社名称:             東北アライアンス建設株式会社

本社所在地:         福島県郡山市石渕町1-9

代表取締役:         隂山 正弘 (隂山建設株式会社 代表取締役)

発行株式数:         14,000株(総額1.4億円)

資本金等:             7,000万円、資本準備金:7,000万円

会社設立:             2025年6月30日を予定しております。

事業内容:             建設業

建設業許可を取得する契約条件が示されており、運営が円滑に開始できる体制が構築されます。

 

 

※1【東北アライアンス建設の構成企業】

福島県  隂山建設株式会社(代表取締役: 隂山 正弘)

秋田県  大森建設株式会社(代表取締役社長: 大森 三四郎)

山形県  幸栄建設株式会社(代表取締役: 佐藤 信勝)

宮城県  株式会社深松組(代表取締役社長: 深松 努)

青森県  株式会社藤本建設(代表取締役: 長谷川 学)

青森県  株式会社NICHIUN(代表取締役: 藤本 宏涼)

岩手県  株式会社タカヤ(代表取締役社長: 細屋 伸央)

以上