TAKAYA

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2025.01.06 お知らせ

年頭挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は多くの皆さまに温かいご支援ご協力を賜り心より御礼申し上げます。本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

 

2024年は「選挙イヤー」と呼ばれ、1月の台湾総統選挙に始まり、アメリカ大統領選挙、そして日本の衆議院議員選挙など、世界人口の半数に当たる約37億人が民意を問われたことになりました。

 

選挙の結果を見ると、新型コロナウイルス過や世界的紛争の影響による経済損失や物価高の影響など、現状への不満が浮き彫りとなりました。大半の民主主義国家で政権与党が敗退し、日本でも自民・公明の連立与党の議席が過半数を割りました。今後は主義主張の異なる野党との丁寧な合意がなければ法案や予算成立が困難となり、民主主義の本質、協調が問われる状況となりました。

 

また、アメリカ大統領に再選を果たしたトランプ大統領は「自国第一主義」。長期化するロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・ハマスの戦闘、核兵器の使用の可能性も絡み、世界的な危機的状況が高まる国同士の緊張など、国際協調が必要と強く感じております。

 

更には、年々加速する地球温暖化の影響や被害への対応も同様です。東西南北すべての国の合意と削減努力によってのみ2050年カーボンニュートラルは達成できると思います。しかし、現状は各国の事情により反対、不参加の国があります。危機は誰にでも訪れる課題だけに、新しい次元の国際協調が不可避と考えます。以上を鑑みると世界は確実に危機に対応する変革期に入ったと痛感いたします。

 

ある新聞に、「危機は、変革の生みの親」という言葉が出ていました。「危うい時代だからこそ、今まで通りではなく、変化に対応しながら進んでいかなければならない」と記されていました。建設業界の抱える危機、担い手不足や資材高騰などに対峙して行くには、臆することなく今までのやり方を改める意識が求められると考えます。

 

例えば、建設DXの可能性を信じて、BIMやIOTの利活用で省人化と生産性向上を図り、建物のZEB化などのカーボンニュートラルに向けての正しい選択を推進し、やり方を変える、変革の精神で行くべき年だと思っています。

 

昨年は、お陰様で多くのお客様にタカヤを選んでいただき、2002年の民事再生後の最大の売上げをあげることができました。この結果に甘んじる事なく、引き続き、事故なく良い品質を目指した責任施行に努めてまいります。

 

タカヤは2030年に「100年企業」となります。「100年企業」の秘訣は時流への対応・変革と言われております。2030年の未来でも「やはりタカヤに任せてよかった」と思って頂けるよう日々の仕事に邁進する所存です。

 

本年もよろしくお願いします。

 

株式会社タカヤ

代表取締役社長 細屋 伸央